横浜みなとみらいの心理カウンセリング

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ー サラリーマンの納得いかないモヤッとするシーン ー

(事例1)先に出世した同期

Aさん(課長)は、同期のBさんが部長に昇進したことを知りました。
Bさんは入社当時から
「俺はゴマすりしてでも副社長になるぞ!」と宣言していたくらい、上司を喜ばせることに徹底していました。
宴会好きの上司には、1人カラオケで流行の歌を練習して披露したり、ゴルフ好きの上司には他の約束を断ってまでゴルフにつきあったりしていました。
そんなBさんは、「そこまでして出世したいのか?」と同期会でも評判はよくありませんでした。
同調していたらAさんですが、内心では、自分の上司が宴会好き、ゴルフ好きでなくてよかった。
BさんのようなパワーはないとBさんの割り切った出世欲に関心していたところもあったのです。
しかし、今回の彼の昇進には愕然としました。会社の評価には理不尽もあると思っていましたが、
「ゴマすりで出世する」と言い切ったBさんが自分より先に出世するとは思いもしませんでした。
彼は宣言通り、着実に夢を現実のものにしているのです。同時にAさんは「どうせ私はこの程度か…」と落ち込み、
自分に自信がなくなりました。

そんな頃、久しぶりに同期のCさんと飲みに行きました。
話題はBさんのこと、あんな上司やこんな上司、納得いかない評価の話などで、お酒も進んでいました。
「久しぶり!今度子会社に転勤になるんで、送別会だったんだ。ちょっと邪魔していいかな」と、
偶然同じ居酒屋にいた以前の上司Dさんが声を掛けてきました。
Dさんは、実力もある努力家で、業績不振な部署に異動しても必ず結果を出していました。
今回の異動も子会社の社長になり、高い目標で大きな責任を持って働くようです。
Bさんのことも承知しているのか、仕事観を語ってくれました。

ー Dさんの仕事 ー

①組織では仕事をしている中で全く同じ仕事をしている人は一人もいないと考えること。
②上司も人間である以上、「完全な公平」は実現しない。
③会社の評価は自分の実力だけではなく、上司同士のパワーバランスで決まることもある。
④出世しても本人の実力ではないのであれば、新しい部署では成果を出せない。
⑤出世したBと自分の評価が他社から見て明らかに差がないのであれば、「ゴマをすって出世をした」と考えればいい。自分が落ち込むことは生産性がない。
⑥Bとの差を大きくつけるには、「目にみえる成果」を出すこと。人は見ている。
⑦「目に見える成果」は他人の目標に向かうことではなく、自分が納得できる目標であること、
小さくても良いから、コツコツプラスにしていくこと。
⑧腐らずに真摯に働き、成果をあげると、制限が大きくなり、仕事の醍醐味が増す。

また、「そりが合わないと一緒になる異動もあれば、実力が伴わない異動もある。
人があっての会社で、理不尽も人が変われば道理に合ってくる。それまでは経験が大切。
バネがないと成果は出ない。逆境だからこそ成長し、望むサラリーマンになれる」とも話してくれました。

最後に、Dさんは二人の肩をポンと叩き、何かあったらいつでも相談に来いとビールを一気に飲み、
席を立っていきました。
心にしみる言葉を聞いたA、Cさんは、サラリーマン稼業を人生の一部にしていけば成長していけると実感しました。

(事例2)毎回、飲み会で説教をする上司

27歳のIさんは営業職で、得意先を回り、帰社後日報を出します。
上司のFさんは、Iさんの帰社を見届け、日報をチェックした後、
帰り際に「ちょっと時間があるか?つきあえよ」と声をかけてきます。
Iさんは「あぁ、またか…。またいつもの居酒屋でいつもの説教だ…」と思いつつも「はい」と答え、
居酒屋に出かけます。
最初のビールで「お疲れ〜」から始まり、お決まりの「今日の日報のことなんだけど…」と注意を受けます。
そして「俺の営業の実績を知っているか?億だぞ?!I君の年代くらいの時には◯◯会社には直接何度も足を運び、顔を覚えてもらったんだ。それから飲み会を設定するんだ。帰りはいつも夜中だったよ。君には営業の心構えが足りないよ。I君には俺以上の売り上げを出してほしいのだよ」
Iさんは「また同じ話だ…億の売り上げを出した自慢話ばかりだ。時代が違うよ。客を接待する時間なんてないし、
無駄な経費を使っているだけじゃないか。いつまでも過去の実績に縛られて得意げに話しているけど、聞いている身にもなってくれ。疲れるな…」と思いながら、唐揚げをつまみに飲んでいます。
すると、また上司が「唐揚げなんか食べるから太るんだ。サラダか酢の物にしろよ。お前最近ストレスでもあるのか?そういえば彼女はできたのか?早く結婚して、家庭を持てば仕事に打ち込めるんだ。E子さんはどうだ?俺が仲をとりもってやるから」
もはや、Fさんとの飲み会はIさんにとって説教どころか過干渉状態です。
Iさんが「今日はもう遅いし、明日◯◯会社に行くのでこの辺で…」と言うと、上司は「あっそうだね」と会計を済ませます。
「今日はおごり?珍しいな。少しはこっちのことも考えてくれたのかな?」と思っていた矢先、
「はい、3000円通しね」と一声。
渋々払った3000円で、明日Yシャツを買おうと思っていたのに…。
Iさんは「なんだかなー。納得いかないな」どうやってこの理不尽を乗り切ればいいのか、
サラリーマンの悩みです。

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